美容業界のこれからもつづく
おおきな問題点って。
最近大手の美容室や
ディーラーのなかで
問題になりつつあることがあります。
それは・・「 就業時間 」
美容業界ではサービス業の
前線である美容室でしか
クローズアップされていませんでした。
数年前には大手グループ会社の
系列の美容室を
スタッフさんが
ロウキ(労働基準局)に
申し立てをして
裁判沙汰になったのことを
思いだします。
しかし今回クローズアップ
されているのは
美容ディーラーのほうなんです。
目次 *ワンクリックで移動します*
90%の美容ディーラーの職場事情
さて美容師さんに
一番ちかい存在である
美容ディーラーの仕事とは?
1:毎朝AM8:30までに出社して
9:00に朝礼開始
AM9:30~10:30まで
取引先である美容室にTEL
ご注文を受けた商品を荷出しして出発。
AM11:00~PM7:00くらいまで
15~25軒の美容室に訪問。
さらにはPM8:00~
10:00まで
美容室にて新商品の紹介を
かねた勉強会。
終了後・・
取引先の美容室オーナーとの食事等々・・
会社に戻りその日の売上集計
・・やっと帰宅(AM0:00~1:00)
そしてまた「1」に戻ります。
週末の夜は会社主催で
メーカー各社の勉強会や
おわりのみえない販売会議への参加。
労働時間で言えば
かなりのものかもしれません。
古き体質を保った美容ディーラーの未来予想図
わたしたちの世代
(40~50歳前後)では
技能や知識を吸収するために
時間や報酬(給与)を
考えることが暗黙のタブーとなってました。
いまの時代に同じことを求めるのは
とっても酷なことかもしれません。
美容師のみなさんは
「 独立開業 」という
ゴールを目指しています。
でも美容ディーラーが
独立するケースは
美容師さんの10分の1以下なんです。
3年以内に半数が辞め
さらに7年以内には
その半数が辞めていきます。
果て無き労働時間が
一番の理由で
上司からのパワハラや
営業成績による
毎日の重圧で押しつぶされていきます。
家族を抱えマイホームのローンや
教育費との板挟み・・
会社に守られているので
とりあえず生活の不安はないのですが・・
会社への不満・将来への不安は消えず
疲弊しながら定年退職まで続いていきます。
天地に2極化していく美容ディーラー
労働基準局の監査が
入ってくる大手のディーラーは
いやおうなしに雇用体系
(特に労働時間や休日)を
見直さなければいけなくなります。
AM9:00~PM6:00
(昼休憩あり)の
8時間 × 5日の40時間労働。
それを超える場合には
残業代(時給換算)の支給など。
かぎられた時間のなかで
美容室・美容師さんとの関わりを深め
サービスを提供し
売上につなげていくことを求められます。
これからは美容ディーラーも
チカラのあるひとは独立していく時代。
でもチカラがあっても
「決断」するときが遅れてしまうと
取り返しがつかない場合も出てきます。
美容室も美容ディーラーも
マンパワー(個人事業主)が
業界を引っぱっていく
いい時代がみえてきました。